埼玉県都市整備部住宅課では国土交通省の高齢者の居住の安定確保に関する法律に従い、埼玉県高齢者居住安定確保計画などを策定してシニア層の居住の安定確保に努めてきました。埼玉県高齢者居住安定確保計画はシニア層が住まいの大きな転換期に安心して暮らしを確保できるよう、多様なニーズに応えられるよう、住宅施策と福祉施策が連携して展開していく施策です。シニア層を地域で支える体制を構築し、民間賃貸住宅への入居促進と不随する介護サービス基盤の充実を普及します。埼玉県あんしん賃貸住宅等登録制度も実施、これによりシニア世帯が民間賃貸住宅の住まい探しをラクにできるようになりました。
福祉部高齢者福祉課ではバリアフリーの構造や設備を備え、かつ状況把握や生活相談サービスの提供が受けられるサービス付き高齢者向け住宅の情報を開示しており、これはシニア層が自分好みの賃貸住宅にたどりつけるためです。サ高住では食事提供の機会やゴミ回収の機会を利用して安否確認を行い、日常生活を送る中で食事や健康面、趣味や人間関係及び財産管理などの不安については住宅職員または生活相談員、ケアマネージャーが相談を受けます。サ高住の事業者には建築及び改修費に補助を出し、シニアがもれなく入居できるようになりました。加えてサ高住の事業の登録に当たっては、設置者が地域バランスに配慮しながら事業の計画が行えるよう、県内のシニアの数に対するサ高住割合をとりまとめています。
